
ソウルの本屋で「ヨヘンパクサキュシュ」という本を見つけたので買ってみた。ヨヘンは漢字で「旅行」、キュシュはもちろん「九州」で、九州旅行のガイドブックである。パクサって一体なんだろ。
SUNQパスの説明や、JR九州レールパスの説明などが並ぶ、ごく普通の旅行ガイドブックだ。今回のソウル行きでは、僕も本屋でガイドブックを買っていったが、まったく同じだ。
九州各県ごとに章が分かれていて、各県ごとにざっとした内容しか掲載されてないのは仕方ない。
長崎は、市内のほか島原にページが割かれていて、平戸と佐世保は1ページずつ。別途にハウステンボスの特集があるのはわかるとして、対馬に9ページも割かれているあたり、テマドと韓国語で呼ばれるこの地域への観光客が多いことがわかる。対馬に9ページも割いている国内旅行ガイド本なんて見たことないなあ。
ただ、残念ながら一部に間違いが見受けられる。
冒頭の日本地図では何故か対馬が赤く塗りつぶされている(………)。
JR線と「JRでない鉄道線」が描かれており、細かいところを言えば、芸備線が東広島から出ていたり、釜石線が全通していなかったり、深名線が現役だったりする。能登半島は、輪島へは「JR」で、蛸島へは「JRでない鉄道」だ。細かいところを挙げればキリがないが、九州新幹線がしっかり入っているところは、やはり九州のガイドブックだからか。
で、九州内の鉄道路線図は別途詳細があって、こちらはますます面白い。

特急かもめ・みどり・ハウステンボスは485系が現役。特急有明もハイパーサルーン。急行くまがわ・えびのも現役で、くまがわのほうの車両が見たことが無いデザイン。
そのくせ、九州新幹線つばめとリレーつばめはしっかり書いてある。新幹線つばめと急行えびのが一緒に並んでいる列車イメージ図つき路線図なんて、ある意味でレアだ。
古い版なのかなと思いきや、奥付を見ると2006年11月とある。
本屋でも平積みにされていたから、それなりに売れ筋の本であるのだろう。
こうして、人様の旅行ガイド本を笑っているうちはいいけど、実は僕が持って行ったソウルの旅行ガイド本も、地元の人が読んだら笑うような間違いがあるかもしれない。
その車両が存在していた10年前の路線網に九州新幹線が載っているのが不思議ですね。
今やJR九州の看板車両である白いかもめが載っていないのが、なおさらのことです。
アクアエクスプレスですか、知りませんでした。。。。
調べてみると、全国各地にジョイフルトレインって本当にたくさんあったんですね。
時刻表の「くまがわ」の欄に「アクアエクスプレスで運転」と書かれていたほどで、九州のジョイフルトレインの車両の中では一番最後まで残っていたと思います。
「JR九州の列車」と題されたパンフレットの裏表紙などで使われていました。
列車のイラストもそれらの広告で使われたものそのままのようなので、恐らくはそのデータを流用して、新幹線の所だけ韓国の出版社側が加筆しているのではないかと(つばめだけ写真で、新幹線のラインだけが曲線で描かれていますし)。
アクアエクスプレスは元々海の中道方面の快速列車用に使われた車輌で、初の水戸岡デザインの鉄道車輌でした。昔これに乗って海の中道方面に出掛けていた私にとっては、アクアエクスプレスの名前のまま山岳路線に転用された最期は複雑な思いがしたものです…。
巻末には九州内のJR時刻表が載っているのですが、これが間違いなく交通新聞社発行の時刻表のコピーそのまま。見出しこそ「ナガサキホンソン」などハングルで書かれていますが、駅名もそのままだし「白いかもめで運転」などもそのまんま書かれていてまさしく「苦笑」。